野洲ジャグリングサークルメロンボール(滋賀県)

滋賀県野洲(やす)市で練習している、ジャグリング好きが集まる地域ジャグリングサークルです。初心者経験者問わず、老若男女だれでもOKです。

【長文】JJF2015Koriyama

JJF2015Koriyama(2015/10/10~12の3日間)にトラヨシが行ってきましたのでレポートしたいと思います。
※かなりの長文なのでご注意ください。

JJFとは、Japan Juggling Festival の略で、
日本ジャグリング協会が主催する、日本で一番大きいジャグリングのイベントです。
JJF2015のサイトリンクはこちら↓

まずは簡単にJJFを説明すると、
・一年に一回行われる日本最大のジャグリングの祭典
・開催地は前年に発表される。(過去には東京、大阪、神戸、千葉、山口、静岡等々)
・チャンピオンシップというジャグリングの演技を競う国内屈指の全国大会が行われる。
・ゲストステージがあり、国内外のジャグラーパフォーマーが招待されてステージが行われる。
・ワークショップ(ジャグリング講座)等、いろいろなイベントが行われる。
・もちろんひたすらジャグリング練習もできるし、ジャグラー同士の交流もできる。
です。

今回のレポートでは人が写りこんだ写真は載せれませんので、
JJF2015の会場がどんな感じだったのかわかるyoutubeビデオがアップされていたので、リンク張っておきます。※JJFの公式ビデオではありません。

JJF 2015 ^-^

では、今年のJJFがどんなイベントだったのか、JJFに行ったことがない人がイメージしやすいように、イベントの時間の流れに沿って私はどんな感じだったか紹介したいと思います。以下長文になっていますのでご注意ください。

今年は福島県郡山市のビッグパレット福島で行われたJJF2015Koriyama。
毎年たくさんのジャグラーが集うのですが、今年は総勢500名ぐらいのジャグラー(ジャグリングをやる人)が集まりました。

【JJF1日目】
開場前についたので、会場準備をお手伝いしました。JJFは実行委員という有志のボランティアスタッフによって成り立っているのです。

イメージ 1
↑今回の会場は展示場だったため、このような表示が会場にありました。

イメージ 2
↑今回の会場のビッグパレット福島(JJF開場前の準備段階に撮影)

受付で、参加証やステージの観覧チケット(事前に参加料やチケット料をサイトから払っています。)を受け取り入場です。

広い会場がどんどんジャグラー(ジャグリングする人のこと)でいっぱいになっていきます。

みんなジャグリングを練習したり、ジャグラー同士で話し合ったり、1年ぶりに会うひとに挨拶したり。JJFはジャグラーの交流の場でもあります。

いよいよ開会式が行われ、JJFのスタートです。

ワークショップ(フリーで受けられるいろんなジャグリングの講座)やブレイクアウト(技披露や交流の講座)が始まり、いろんなワークショップの中から、私は「傘回しをやろう」「バウンスの集い」に参加。
「傘回しをやろう」で、基本の持ち方や、鞠のまわし方を学びました。私は紙風船しか回せなかったのですが、少し鞠がまわせるようになりました。
「バウンスの集い」ではバウンスジャグリングの人々の交流や技のやり方の教えあい等わきあいあいでバウンスジャグリングを楽しみました。

ここで、昼食。ちなみに昼食は自由なので、近くのコンビニに行って会場外ベンチで食べたり、今回会場にレストランがあったので、そこで食べたり、人によっていろいろです。

次にフリーパフォーマンス(事前にパフォーマンスしたい人がエントリーしています)の時間になったので見に行きました。フリーパフォーマンスはおもしろいネタであったり、超絶技が見れたりと幅広い様々なパフォーマンスが見れます。1日目はなんと国内ゲストのくるくるシルクの方もでていました。

少し練習して、1日目最後に行われるチャンピオンシップを見に行きます。
今回はメイン会場とチャンピオンシップの会場(劇場)が離れていたため、チャーターバスが何台もあってそれに乗って移動できました。

チャンピオンシップは私の知る限り、国内最高峰のジャグリング競技会です。
イベント参加人数が国内一ですし、チャンピオンシップにはビデオ予選があり、それをビデオ審査員が審査して、通った方々だけが本選のこのチャンピオンシップに出ることができます。
ジャグリングにはいろんな道具があり、それをまとめてひとつの大会として審査されています。
(ちなみに道具によっては、その道具だけの大会というのも各地で開催されています。一番大きいのはディアボロの大会でしょうか。)
今年はチーム部門2組、女子個人部門4組、男子個人部門8組でした。
チャンピオンシップは2006年から劇場で行われています。今回は座席指定チケット制でした。
肝心のチャンピオンシップの内容は、出場者たちのすごい演技にもう大興奮でした。
最先端のジャグリングや、超絶技の連続、素敵な演出等、もうジャグラーなら見て損はありません。
出場者の一部の方がyoutubeに大会演技をアップしているので、リンク張っておきます。

JJF2015 championship Nagotsuki

JJF2015 Championship KOMEI

Ike - JJF2015 Championships  

JJF2015 championship こーのCLUB

JJF2015 Championships ball juggling performance

JJF2015 Championship らっせ~ら世良  

これで一日目が終了です。
私はここから、社会人ジャグラーたちが集う呑み会に参加して交流して楽しみました。
ホテルに帰って就寝。

【2日目】
ホテルから会場まで移動。

会場に入場して、少し練習。

それからワークショップに参加。
2日目は「マスターズの集い」「1ハットで遊ぶ」「ハットジャグリング中級」「ハットブレイクアウト」に参加。
「マスターズの集い」は30歳以上のジャグラーが集まるのですが、今年は10人以上集まりました。みんな自己紹介して技披露したりして、私はここで1年考えてきたネタ技を披露。やや受け?でした。
「1ハットで遊ぶ」で1ハットをじっくり教えてもらいました。
「ハットジャグリング中級」で3つ以上のハットジャグリングを教えてもらいました。
「ハットブレイクアウト」は私が主催で、ハットジャグラーの交流と技の披露、そして、動画を撮影し、毎年だしている「Japanese hat Jugglers」の2015版をアップしました。リンク張っておきます。

Japanese Hat Jugglers 2015

2日目のフリーパフォーマンスでは、バンブーダンスしながらジャグリングするスタイルの発表など、面白いパフォーマンスがいろいろありました。
海外の一般参加の方もパフォーマンスしていました。
近年、JJFに一般参加で海外の方々も参加しにくるようになっています。
私も今回、海外ジャグラーにハット教えたりしました。
(日本人の動画が世にアップされるようになってから、日本のジャグリングは海外でも注目されるようになっているとのこと。)

昼食後、ハットジャグラーたちと練習したり話したり。

2日目最後はゲストステージです。
チャーターバスで劇場まで移動。
今回のゲストを本人たちが出しているyoutube動画で紹介。
国内ゲスト「くるくるシルクDX」
JJF2015 くるくるシルクDX Welcome Movie  

海外ゲスト「Anni Kupper」 (アニ キュパー)
Anni Küpper - juggling act "Paganini"

海外ゲスト「Tony Pezzo」(トニー ペッツォ)
Tony Pezzo - The Third

ゲストステージは、国内や海外の一流のパフォーマンスが見れるチャンスで、特にめったに生で見る機会がない海外凄腕ジャグラーが見れるのが本当に嬉しいのです。
国内ゲストのくるくるシルクDXさんは4人のサーカスという雰囲気で、楽しく会場を盛り上げて素晴らしいパフォーマンスでした。特に、1人だけ違う動きをする役の方がいたので、アクセントとなっていました。バランスボールを使った演技は必見。国内の大道芸フェスティバル等にも出られていると思いますので機会があればパフォーマンスを見ることをお勧めしますl。
海外ゲストの「Anni Kupper」アニキュパーさんは、クラブを使った動画リンクを貼ったパフォーマンスでしたが、とにかく演技、演出、技、すべてがすばらしく、私が過去のJJFで見てきた海外ゲストの方の中でもお気に入りのジャグラーとなりました。本当に見れて良かった。すごくキュートな方でした。
もう1人の海外ゲスト「Tony Pezzo」トニーペッツォさんは、ジャグラーの中ではすごく有名で、動画の再生回数もすごいです。投げる系のジャグリングはすごいの一言。デビルスティックや珍しい道具での演技もあり、様々な道具でパフォーマンスをしてくれました。彼は見た目怖そうな外見ですが、話してみたらすごくまっとうな人でした(笑)JJFではメイン会場でゲストが練習していたりするので、話しかけることも可能なのです!

これで2日目が終了。
私はゲストステージの後、またまた社会人ジャグラーが集まる呑み会に参加して交流を楽しみました。
ホテルに帰って就寝。

【3日目】
ホテルから会場へ。

会場入場。少し練習。

3日目はワークショップにゲストの方々が講師のワークショップがあり、それに参加。こんな機会はJJF以外ではめったにありませんし、あってもワークショップ費が無料では絶対受けれません。JJFの醍醐味です。
まず、トニーペッツォさんの「ネットとボール」。虫取り網の小さいやつみたいなのとボールを使っての演技をゲストステージで披露されていたのですが、そのやり方を惜しげもなく教えてくれました。もちろんやったことないので、面白いアイデアだなぁ、いろいろ考えてるなぁと思いながら楽しみました。最後にはちゃっかりネットを販売していました(笑)
くるくるシルクDXさんの「マイムで語るジャグリング」では、ジャグリング道具を使ってのパントマイムの仕方を教えてくれました。パントマイムをパフォーマンスに取り入れるきっかけになりそうで、身体の使い方も考えるきっかけになりそうでした。
アニキュパーさんの「クラブマニピュレーションの基礎」では、1本のクラブでのいろんな動かし方や身体の上での転がし方など、普段したことないクラブを体験しました。ちなみに「マニピュレーション」とは、道具を動かすこと、というような意味で、投げなくてもジャグリングですよという考え方です。

エンデュランス競技(その技をいかにながく続けられるかという競技。たとえば5クラブカスケード等)を少し見る。

JJS(ジャグリングジャムセッション)という、音楽に合わせて即興でジャグリングして1対1でバトルするというイベントをベスト8(予選で選ばれた人が決勝でトーナメント戦でした)から観戦。今回はどんな道具でもよいフリースタイルのみ。みんなものすごくうまいし、音楽のリズムに合わせてどんどん技するのは本当にすごかったです。技や動きの引き出しがたくさんないとあんな動きできない!!って感じです。今回のJJSではないんですが、JJSの過去の動画があるのでリンク貼っておきます。

JJS第四回関東大会ボール部門三位決定戦&決勝

昼食後、今回のJJFではジャグリングのショップも出展していて、その場でいろいろ道具等買えたので、物色。なんとハットの特注色が半額で売っていたので買いました。あと、PONTEというジャグリングの雑誌があるのですが、それをもっていないバックナンバーすべて購入。このPONTEという雑誌はジャグラーでしたら読んでみると面白いと思います。海外のフェスティバルの話だったり、最近話題のジャグラーの文章が載っていたりします。PONTEのサイトから購入できます。サイトリンク貼っておきます。↓

さて、もうJJFも終盤、恒例のビッグトスアップへ参加。ビッグトスアップとは、みんな集まって道具一斉に上に投げるイベントです。JJF2015のトップページにある写真がそれです。私はハット7つをいっせいに投げました。投げたあとの注意点ですが、クラブやらシガーボックスやら固いものが宙から落ちてくるので、頭を手で覆うことです。あと、道具が自分のものとすぐわかるようにしとかないと、混ざります。

そして最後の閉会式。もうすでに、家が遠い人などは帰ってしまっていて、人数は半分くらいに減っていました。
ゲストの挨拶等がありますが、私は「広幡杯」「夏目杯」の発表が毎年の楽しみです。
「広幡杯」は面白い人に送られる賞で、広幡さんが決めます。ちなみに私は2011年に受賞しまして、それから毎年広幡さんにネタ技を見せて再度受賞を虎視眈々と狙っています。しかし2015広幡杯を受賞したのはシガーボックスのクロ助さんでした。クロ助さんは手をクロスする技がすごい人です。動画リンク貼っておきます。
シガー大会2014 クロ助

「夏目杯」はジャグリングのこれからを担うすごい人に送られる賞で、審査員は夏目さんとその仲間だそうです。今年はチャンピオンシップにも出場していた亀井団長さんが取られていました。受賞理由のひとつであろう技、ガメラは必見ですので、動画リンク貼っておきます。
New Diabolo Style "GAMERA" by Hiroki Kamei

来年のJJF開催地が発表されました。
来年のJJF開催地は・・・「東京、代々木」!!
そしていよいよ最後に実行委員長の挨拶があり、すべてJJFが終了。

そしてみんな帰途につきました。

こんな盛りだくさんのJJF、ジャグラーなら一度行ってみて損はないと思います。

最後に、JJFは有志のボランティアスタッフによって開催されています。
JJF実行委員会は手伝ってくれる方をいつでも募集しているそうなので、ぜひスタッフやってみたい方は手伝ってあげてください。
こんな素敵なイベントを毎年開催してくれるスタッフの方々に感謝して、この長文レポートを締めたいと思います。

また、ここまで読んでくれた方、ありがとうございます。JJFに行った気になっていただけたらなら幸いです。

byトラヨシ